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付き合ってから好きになるのはアリ?
女性の筆者自身、「付き合ってから好きになる」という恋愛をしたことが複数回あります。
そして、成功も失敗も経験しています。
それを踏まえて先に結論から言うと、個人的には「付き合ってから好きになるのはアリ」だと考えています。
今回は、筆者やその友達の経験を交えながら、「付き合ってから好きになる」恋愛についてくわしく紐解いていきたいと思います。
「付き合ってから好きになる」恋愛のメリット
付き合うべきかどうか悩んでいるときに気になるのは、「もし付き合った場合のメリット」ですよね。
筆者や友人が成功したときの体験をもとに、まずはメリットを教えたいと思います!
メリット①:恋愛経験を積める
嬉しいことも悲しいことも、恋愛からしか学べないことはたくさんあります。
さまざまな経験を通して人に優しくなれたり、自分から愛情を返すことができるようになったり、だんだんと成長していくもの。
片思いとはまた異なり、人と付き合うということを通してやっと積むことができる恋愛経験は、なかなか得がたいものです。
とくに、「恋愛経験があまりなく、人と付き合うのがちょっとこわい……」と考えている方は、その恐怖を克服するためにも、好きだと伝えてくれている相手と一度お付き合いをしてみることもおすすめです。
メリット②:相手への期待値が低い
いろいろとカレとの恋愛を妄想してしまって、夢が膨らみまくってしまっている場合、いざ付き合えたとしても「あれ?この人、意外とこういうところあるんだ……」「思ってたほど素敵な人じゃなかった…」と幻滅したり、妄想とのギャップに勝手に落ち込んでしまうことも多々あります。
また、せっかく相手に何かをしてもらっても「期待してたのに、この程度か……」と素直に喜べないなんていうこともあります。
その点、相手のことを好きになる前に付き合ってしまうと、そもそも相手への期待値がまったく高くないために、「こんな長所あったんだ!」「あれ、意外と話合うじゃん……」など相手のいいところが素直に目に入ってきます。
また、ちょっと嬉しいことをしてくれただけで「なんて素敵な人!」と喜べて、ハッピーな気持ちになれるのです。
相手への感謝の気持ちも自然に抱くことができるので、結果的にとても良い関係性を築けるようになります。
メリット③:意外な人との相性を知れる
「私はこういう人が好き!」と思っていても、なぜかそういう人とは交際が続かないということはよくありますよね。
筆者もそうだったのですが、「自分と相性が合う人」と「つい惹かれてしまう人」とが実は全く異なるタイプだったなんてことはザラにあります。
もし、いつも自分から好きになって付き合って別れて……を繰り返している場合、実は「自分と相性が良くない人」とばかり付き合っていたのかもしれません!
筆者のように、「この人あんまりタイプじゃないんだけどな」と思ったとしても、自分のことを誰よりも好きでいてくれる人と付き合ってみたら、意外としっくりくるということがあるかもしれません。
メリット④:自分の新たな一面に気づける
自分自身のことほど、自分一人ではわからないもの。
人は、誰しも人と関わることで自分という人間を知っていきます。
「自分はクールなタイプだと思っていたのに、意外と甘えん坊だった!」「クラシックばかり聴いてたけど、ロックの魅力に気づかされてしまった!」などなど、お付き合いしている相手の影響で、新しい自分の一面を知ることは少なくありません。
そして、それを引き出してくれるのは、今まで見向きもしなかったタイプの相手かもしれません。
「自分はこういう人間だ」という思い込みを一度なくしてみることで、自分の長所を知ったりはたまた新しい趣味に出会ったりすることもできるはずです。
メリット⑤:「愛される幸せ」を知ることができる
何年も傷つきながら、不誠実な男性を追いかける恋愛をしていた筆者の友達は、はじめて追われる恋をして早いうちにその人との結婚を決めました。
追う恋愛ばかりをしていた方や、モテるけど不誠実な相手に振り回されてきた方は、自分では気づかないうちにとても疲弊しているということがよくあります。
「思いっきり愛されること」を通して、その幸せを知りお互いがお互いを思いやる恋愛のすばらしさを体験することで、人生観が変わるかもしれません。
何より、浮気の心配をする必要がない恋愛は、女性をハッピーオーラで包みこみ驚くほど美しくしてくれます!
「ちょっと危険な男性が好き」という人ほど、安心して愛される恋愛を体験してみると良いかもしれません。
「付き合ってから好きになる」恋愛のデメリット
とはいえ、「付き合ってから好きになる」恋愛には、デメリットももちろんあります。
筆者自身の失敗経験を踏まえ、デメリットについてもくわしく解説していきますね。
デメリット①:相手の好意を負担に感じる
好かれて付き合ってはみたものの、好きではない人に「好き」と伝えることは意外とできないもの。
だんだんと相手からの愛情表現を重荷に感じるようになってしまったことがあります。
最初は相手からの「好き」の方が大きくても、だんだんとその「好き」のサイズが同じくらいになっていけば何も問題はありません。
しかし、このバランスがいつまでも釣り合わない場合は、それ以上お付き合いを続けることは難しいでしょう。
相手にもさみしい思いをさせ自分も苦しむことになるので、これは大きなデメリットとなり得ます。
デメリット②:別れ際にモメる
あまり好きではない相手と付き合っているとき、一番ありがちなのはつい他の人に目がいってしまうこと。
もしくは、忘れようとしていた大好きな元彼を逆に思い出してしまって、どうしても会いたくなって連絡を取ってしまうといったこともあるでしょう。
こういったことが起きてからいざ別れようとすると、なかなかすんなりスムーズにというわけにはいかないもの。
相手は自分のことを好きでいてくれているだけに、別れ際にこじれてモメやすくなる可能性は否定できません!
デメリット③:相手を傷つける
好きになってくれて告白までしてくれてお付き合いまでした人を振るというのは、なかなか残酷なこと。
自分の好意があまりないことも、付き合っていれば相手にはバレてしまうものなので、せっかく好きになってくれた人を傷つけてしまう可能性はどうしても高くなってしまいます。
また、もともと友人だった場合には、何もなかったかのように友人に戻るのはなかなか難しいかもしれません。
デメリット④:逆にさみしくなる
大事にされればされるほど、その気持ちに応えられない自分を責めてしまったり、街を歩く幸せそうなカップルがやたらと目に入ってしまったりと、愛されて幸せなはずなのに逆にさみしくなってしまうということが筆者にはありました。
周りには幸せそうに見えてしまっていると、悩みも話しづらかったりして、どんどん一人ぼっちかのような気持ちになっていきます。
こうなってくると、お付き合いを続けるのはどうしても難しくなってしまいます。
「付き合ってから好きになる」恋愛がうまくいくパターン
では、どんな二人であれば「付き合ってから好きになる」恋愛がうまくいくのでしょうか?
筆者自身や周りのカップルを見ていて気づいた成功パターンを紹介していきますね。
良いパターン①:相手が「追う恋愛」「尽くす恋愛」が好き
大前提として、相手の男性や女性が「追いたい!」「尽くしたい!」と思っており、それを楽しんでいることが重要です。
「付き合ってから好きになる」恋愛を選択している以上、付き合いたてのころは二人の愛情の度合いが釣り合うことはありません。
それでもめげずに、「この人が大好きだ!」と愛情表現をすることができる方が相手であれば、その愛にほだされるようにもう一方も愛情を抱き始めるというのが最もよくあるパターンです。
逆に、相手が「釣った魚にエサを与えない」タイプの方だと、お互いにどんどん関心が薄くなっていき、あえなく自然消滅のような道をたどることになります。
特に、モテる男性は「女性を落とすこと」自体を目的にしてしまう方も多いです。
相手がこのタイプの場合は、いつしか立場が逆転して自分ばかりが追うことになっていたなんてことにもなりかねません。
付き合う前に、相手のタイプはしっかり見極めたいところです。
良いパターン②:何かしら二人の間に共通点がある
「好き」という強い結びつきがないままに始まる関係性なので、何か他に二人を結びつけるものがあった方が、その後うまくいくことが多いようです。
筆者の場合は、偶然にも男性と同じアーティストが好きだったことがわかり、付き合ってすぐに一緒にライブに行きました。
その経験を通して一気に距離が縮まり、どんどん仲良くなっていったという良い思い出があります。
一方、ワイン好きの友達は、「おいしいワインのお店に行かないか」と男性から誘われて男性よりもワイン目当てで出かけたのですが、そのデートをきっかけにお付き合いを始めることになったそう。
何かしら共通点があった方が初回のデートが盛り上がることは間違いないので、相手の方とたくさん会話してそれを見つけ出してみると良いでしょう!
良いパターン③:見た目で好きな部分がある
外見があまりタイプではなくても、相手の見た目に何となく好きな部分が一つでもあると、それがだんだんと大好きなポイントになっていくことが多いようです。
とある知り合いの女性は太っている男性がタイプではなかったのですが、ふっくらした上司のことを「ちょっとかわいいな」と思っていたそう。
その上司から食事に誘われたことをきっかけに付き合い出し、数年後に結婚しました。
いまや、旦那さんのふっくらしたところがかわいく思えて仕方ないそうです。
ぱっと見あまりタイプではないとしても、どこか好きだと思える箇所があれば、それがいつしか大きな愛情になっていくかもしれません。
ぜひ相手の外見もしっかり観察してみることをおすすめします。
良いパターン④:「許せないもの」が同じ
好きな食べ物や休日の過ごし方が同じの人と付き合うことは幸せです。
でも、「好きなもの」は必ずしも一緒でなくても関係が壊れることはありません。
むしろ、お互いの好きなものを共有しあった結果、好きが二倍に増えていくというハッピーな状態を目指すこともできます。
対して、「許せないもの」「嫌いなこと」に関する価値観はなるべくズレがない方が良いです。
たとえば「遅刻は絶対に許せない」と一方が考えている場合、「ちょっとした遅刻くらいならOK」と考えているパートナーとはまず上手くいかないでしょう。
逆に「許せないもの」が同じカップルや夫婦はお互いの地雷を踏み抜くことが少ないため、大きな衝突をせずに仲良くやっていけるものです。
これを探るためには「どんなとき怒るの?」と聞いてみるのがおすすめです。
怒りのポイントを知ることで、価値観が合いそうかどうかをはかってみましょう!
良いパターン⑤:お互いに人として尊敬できる部分がある
ただ「愛されて幸せ!」だけだと、いつしかワガママになりすぎてしまったり、相手に多くを求めすぎてしまうようになってしまったりして、逆に上手くいかなくなってしまうこともあります。
相手へのリスペクトなしに上下関係だけができてしまうと、関係性はいびつになってしまいがちなのです。
たとえ異性として大好きではなかったとしても、仕事への真摯な姿勢を尊敬しているとか、優しいところを信頼しているなど、「恋人である前に一人の人間として好きな部分があること」は、ゆっくりと愛を育てていく上でとても大切です。
付き合わない方が良いパターン
「付き合ってから好きになること」はよくあります。
でも、最初からこれらが当てはまる場合は、付き合うのは少し考えた方が良いかもしれません。
付き合わない方が良いパターンを教えいていきましょう!
良くないパターン①:「キスはできない」と直感的に思う
「嫌いではないけど、この人とキスはできないかな……」と直感的に感じる場合、たとえ付き合ってみたとしても「生理的に無理」「触るのも触られるのもどうしてもイヤだ」という気持ちになってしまう可能性が高いです。
一度こうなってしまうと改善することは難しいです。
そのため、長期的に付き合うことは困難なので、最初から恋人関係になることは避けておいたほうがベター。
また、生理的にNGではあっても、友達としては仲良くし続けることができるはず。
付き合ったり別れたりして変に気まずくなってしまうよりは、仲の良い友達のままでいる道を選ぶことも手です。
良くないパターン②:付き合うのが「さみしいから」という理由だけ
「何となくさみしいから」という理由だけで付き合い出してしまうと、相手に何かを求める気持ちばかりが大きくなり、いつしか関係は破綻してしまいます。
さみしさから始まった関係は、相手が誰でも良い代替可能なものでもあるので、意外ともろく壊れやすいのです。
付き合うかどうか悩んだときは、付き合う理由が「さみしいから」だけになっていないかどうかを、じっくり考えるようにしてみましょう!
良くないパターン③:人間関係がややこしくなりそう
たとえば、仲の良い友人の元恋人であるとか、もしくは相手に妻や彼女がいることがわかっている場合など、明らかに泥沼に突っ込んでいきそうな場合は、最初からお付き合いすることは避けた方がベターです。
お互いに心から愛し合っているのであれば、多少の困難は力をあわせて乗り越えていくこともできますし、そのおかげで愛が深まることもあるかもしれません。
でも、そこまでの強い想いがないときに、深く考えず困難な道へと踏み出すのはとても危険です。
いざ人間関係がややこしいことになったとき、気がつくと自分の味方は一人もいなかったなんていうことにもなりかねないからです。
少しでも「周りとモメそう」と思ったときは、リスクを取らない方が賢いです。
良くないパターン④:仕事上での付き合いが今後も続く
「付き合ってから好きになる」恋愛は、うまくいくかどうかわからない賭けのようなものでもあります。
最初から別れの可能性を十分に意識しておいた方が、ダメージは少なくて済みます。
そのため、たとえば職場の上司や大事な取引先の相手など、別れたあとにどんなに気まずくても顔を合わせざるを得ない相手は要注意。
さらに、もしかしたら別れたあとに自分が損を被るかもしれない相手の場合は、付き合うかどうかはかなり慎重に考えた方が良いでしょう。
交際を断りづらい相手だったりもするかもしれませんが、付き合っていろいろとこじれてしまってから別れるよりはまだマシです。
とにかく相手と誠実に向き合い、「忘れられない人がいる」など、誰も傷つけない言い方でうまく断るようにしましょう。
もちろん相手のタイプ次第ではありますが、ぜひあえて最悪の可能性を考えた上で判断したいところです!
まとめ
「付き合ってから好きになる」恋愛のメリット・デメリットなどを紹介しました。
燃え上がるような始まり方ではなくても、ゆっくりと信頼関係を築いていく恋愛にしかない良さはたくさんあります。
ぜひ、後悔のない選択をしてくださいね♪
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