パートナーエージェントについて
まずは、結婚相談所「パートナーエージェント」の概要について伺いました。
入会までのステップ、入会から成婚までのステップを確認しましょう!
なお、取材にご対応いただいたのは橋爪さまです。
入会の流れについて教えていただけますか?
ご予約を取ってご来店いただき、お客様の状況確認・当社のサービス説明をして、合意いただいた方にご入会いただく形です。
一般的な結婚相談所と同様に、ご入会いただく際は身元証明のために「独身証明書」や「卒業証明書」、「源泉徴収票」、「身分証明」など各種書類をご提出いただきます。
入会後~成婚までの流れについて教えてください。
入会いただきましたら、まずは次の2つを実施します。
入会後の実施項目 |
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「EQアセスメント」とは、当社が独自開発した価値観診断のためのテストです。
こちらの結果も踏まえながらマッチングを実施します。
また、「コンシェルジュによるディープインタビュー」は、将来像などについて2時間ほどかけてしっかりヒアリングを実施させていただくものです。
ご自身で自己紹介・プロフィールをお書きいただきはしますが、コンシェルジュが客観的な視点で「この方はこういう方です」「このような優しい方です」といった推薦文を書くため、プロの目線で、その方の良さが伝わるように作成させていただく形です。
提出書類とディープインタビューから、自己紹介文を当社にてご用意しています。
婚活設計ではお相手探しのご希望を、現在の軸だけでなく将来どうしたいかを含めた軸で深掘りしますので、ここまで手厚くお客様と向き合う婚活サポートは少ないと思います。
写真は自分で用意する必要がありますか?
写真撮影はオプションで、当社で契約しているカメラマンや自社のカメラマンにご依頼いただくことができます。
プロフィール写真は、婚活を進めていく上でとても重要な要素の一つです。
そのため、提携しているサービス・店舗で撮影できる仕組みを作っています。
こうしてプロフィールが完成すると、いよいよ紹介がなされていきます。
出会いの形には、最大で9パターンがあります。
例えば、
- コンシェルジュによるご紹介・ご推薦
- EQアセスメント結果による、価値観からのご紹介
- 婚活AIによるマッチング
- お客様がご自身で会員データベースを検索いただき「いいね」を送る
- 会員さまだけが参加できるイベント出席する
などです。
そして、実際にお会いいただくステップ、お見合い(当社では「コンタクト」と呼んでいます)に入ります。
コンタクト(お見合い)してみて、お互いが「いいね」という状態になったら「交際」というステータスになります。
「交際」できる人数は1名だけでしょうか?
「交際」は、何名の方とでもなることができるステータスです。
複数の方と「交際」していただき、比較・検討をしていただきたいと思っています。
そして、「交際中」の方の中から、一名「この人に決めた」という状態で告白すると、「真剣交際」というステータスになります。
「真剣交際」のステータスでは、その一名とのみやり取りいただく形です。
そのあとは、めでたく「成婚・退会」していただくという流れです。
コンシェルジュのサポートがずっとついていくため、「真剣交際」からはすぐに「成婚・退会」へいくことが多いです。
もちろん、人によっては「真剣交際」のステータスでしばらくの間はお互いの様子を見たうえで、婚約して成婚退会するというパターンもあります。
成婚する方は平均的にどれぐらいの期間で退会されるのでしょうか?
当社は「1年婚活」を大きなコンセプトとしています。
1年以内に成婚しなければならないわけではありませんが、婚活はダラダラと長く続けていても良いことがなく、期限を区切って真剣に行うほうが結果を出しやすいという意味で、「1年以内」を推奨しています。
実際、成婚退会する方の60%以上が1年以内での成婚退会となっています。
現在の会員の方について教えてください。
会員数は、純会員の方が1万名以上おられます。
紹介可能会員数の場合は約2万5,000名ほどいます。
当社の特徴なのですが、「CONNECT-ship(コネクトシップ)」と呼ばれる「会員相互紹介プラットフォーム」があるため、純会員(=パートナーエージェントの会員)よりも多くの方を紹介することができるのです。
このコネクトシップに登録すると、連携している企業間でお互いの会員さまを紹介し合うことができます。
当社主導で実施しており、コネクトシップに同意された方々を含めると、2020年3月現在、2万5,000名ほどご紹介できるということです。
男女比はいかがですか?
男女比はほぼ半々です。
2020年3月現在だと次のようになっており、女性の会員さまの方が多い状況です。
男女比 |
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継続して女性の会員さまの方が多い状態が続いていることが特徴であり、マッチングアプリなどとは異なる点かなと思っています。
女性が多いというのは珍しいですね。
そうですね。
他の婚活サービスやイベントでは、男性の方が多いことが一般的です。
そのため、男性にとってはメリットが大きいかと思います。
年齢層はどれくらいなのでしょうか?
総合すると、「30代」が一番多いです。
女性の場合は、20代後半から30代がボリュームゾーンで、一番多いのは30代の方です。
男性の場合は、30代前半から40代がボリュームゾーンで、30代・40代が同等くらいです。
年齢的には男性の方がやや上といった感じです。
気になる「成婚率」を教えてもらえますか?
成婚率は、全体の平均成婚率は27.2%です。
当社や外部機関による調査によれば、結婚相談所の平均成婚率は一般的に10%ほどです。
対して、当社はその3倍ほどであり、「成婚率No.1」を自負しています。
国勢調査による成婚率算出ですと平均5.9%となりますので、その5倍近くになります。
パートナーエージェントの特徴
では、パートナーエージェントは他の結婚相談所と比較してどのような特徴があるのでしょうか?
強み・セールスポイントについて伺いました。
他の結婚相談所と比較した際の違い・特徴を教えてください。
「成婚率が高いこと」です。
成婚率にとにかくこだわるということは、当社の創業の理念です。
そのため、コンシェルジュの研修時間をしっかり長く確保したり、会員さまのインタビュー時間を長く取り、しっかりとヒアリングさせていただいたりしています。
コンシェルジュの評価も、お客様満足と成婚退会は関わっています。
また、スキルの高いコンシェルジュやアドバイザーを据えて、会員さま1名に対して必ず1名が担当する形式を取っています。
仲人型の相談所自体が少ないと思いますが、正社員で140名ほどのコンシェルジュやアドバイザーを抱えている企業は少ないでしょう。
「セールスポイント」はありますか?
成婚率にも紐づくところなのですが、「婚活PDCA」を開発して使用しています(※)。
そのサイクルを回すことによって精度をどんどん高めていこうことが特徴です。
婚活PDCAにより、精度が高く、納得性が高い婚活が実現しています。
この婚活PDCAについて説明しますね。
※PDCA:Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(改善)の頭文字を取った「継続的改善」を行うサイクルのこと
PDCAの「P(Plan)」:婚活設計
まず、婚活PDCAの「P」は「婚活設計」です。
「こういう相手が良い」といった、ご自身の理想に該当します。
マッチングアプリや結婚相談所でも「婚活設計」はあるかと思います。
当社の「P」が他社さん違うところは、独自開発した価値観の診断を行っている点です。
この価値観診断を受けていただくと、ご自身の価値観の棒グラフ・線グラフ、お相手に求める価値観が算出されます。
価値観を「自分の価値観」と「相手に求める価値観」まで分解し、深掘りしている婚活支援サービスは珍しいかなと思っております。
また、コンシェルジュのディープインタビューも婚活設計の一つです。
「データだけ」に基づくご紹介の場合、例えば「身長170センチ以上」を希望すると、「身長169センチ」の人は排除されてしまうことがあり得ます。
確かに1センチ足りませんが、それ以外の条件が合っている人と出会えないとしたら、もったいないですよね。
婚活は人に由来するため、条件だけでは決まらず、印象や心象が大事です。
そのため、データの限界は人間が埋めていかなければならないと思っております。
PDCAの「D(Do)」:お相手へのコンタクト
続いて、婚活PDCAの「D」は、「お相手へのコンタクトの仕方」です。
紹介・出会いの仕方には9種類のパターンがあります。
代表的なものには、次のような方法があります。
- コンシェルジュによるご紹介・ご推薦
- EQアセスメント結果による、価値観からのご紹介
- 婚活AIによるマッチング
- お客様がご自身で会員データベースを検索いただき「いいね」を送る
- 会員さまだけが参加できるイベント出席する
9種類もパターンがあるのは、他社さんよりも多いと思います。
また、当社の特徴として「ファーストコンタクトセンター」という部署があります。
ファーストコンタクトとは「初回のお見合い」のことです。
マッチングアプリの場合、マッチングしても日時を決めたり場所を決めたりしている間に返事が来なくなってしまうことがありますよね。
メッセージのやり取りが苦手だという人も少なくありません。
そのやり取りを、このファーストコンタクトセンターが代行するのです。
つまり、「出会いに集中していただくために、余計な手間はなるべく減らす」ということを理念としており、成婚率を高くするためのサービスの一つなのです。
お会いいただいた後、ご自宅に帰って「どうだったか」という評価を実施していただく形です。
それがフィードバックになります。
お互いに「いいね」「いいね」となれば、会員様同士で連絡が取れるようになります。
慣れていない人にとって、連絡先を聞くということはなかなか難しいものです。
そういう手間も、「ファーストコンタクトセンター」を導入することで省くことができるようにしています。
PDCAの「C(Check)」:婚活で感じたことの振り返り
続いて、婚活PDCAの「C」は、「チェック」、つまり振り返りです。
弊社では、コンシェルジュと定期的に面談をしていただくことを基本フローとしています。
そこで「活動状況はどうですか?」「交際ステータスのお相手とは順調ですか?」といったお話をさせていただく機会ですね。
その面談では、会員さまのご進捗を確認させていただくとともに、お見合い(コンタクト)の後に行うフィードバックの結果のまとめをお見せし、振り返りを行います。
ご自分がしたフィードバックと、お相手からされたフィードバックをともに振り返り、今後の改善点の明確化や、婚活設計の見直しの指針を、ロジカルに検討できる形となります。
PDCAの「A(Action)」:婚活設計の見直し
婚活PDCAの「A」は、「婚活設計の見直し」です。
面談においてお伝えした改善点に基づき、「P」で行った設計に対して、精度を高める改善を行います。
当社の場合は、成婚率を高めるためには納得してロジカルに進めることが重要だと考えて設計を行っています。
さらに、弊社ならではの婚活精度が高まるポイントがあります。
それは、コンシェルジュ同士の「リンクサポート」です。
ご自身だけでなく、お相手にも専属のコンシェルジュがついているわけです。
そのため、お互いが「実際はどう思っているのか?」というところをコンシェルジュ同士がヒアリングすることが可能です。
恋愛や結婚においては、「タイミングの違い」と「温度差」が課題となることが多々あります。
その課題を「リンクサポート」によって解決することができるのです。
例えば、女性の方が婚活を始めたばかりのケースを考えてみましょう。
この場合、初めてお会いした男性がすごく良かったと思ったとしても、「始めたばかりだし、もう少し他の男性にも会ってみたいな……」と思いますよね。
ところが、女性の意に反して男性から告白されてしまったら、結論を出すしかなくなってしまいます。
そこで、リンクサポートが男性をコントロールすることでサポートさせて頂くのです。
コンシェルジュ同士が状況を共有し合い、例えば男性に対して「一度、まったく異なるタイプの女性とも会ってみてはいかがですか?」といった提案を行います。
そうする床で、タイミングと温度差をなくすことができます。
会員の方に安心して利用してもらう工夫などはありますか?
そもそも、マッチングアプリなどに比べてサポートが多いのが結婚相談所の特徴なので、かなりたくさんありますよ。
コンシェルジュやアドバイザーがよく会員さまにお伝えしていることに、「もっと私たちを利用してください」や「私たちをもっと頼ってください」ということがあります。
会員さまからすると、コンシェルジュやアドバイザーに相談することは恥ずかしいと感じるようです。
私たちは手厚いサービスやサポートを用意しておりご利用いただける環境なので、ぜひ活用していただきたいです!
成婚・退会した人も、成婚・退会せずに仕事の事情などで退会する方も、「婚活の観点以外でもコンシェルジュのサポートを受けて良かった」というお声をいただくことが多くて嬉しく思っています。
「人生を見直すきっかけになった」「自信がついた」というお声をいただくことがとても多いのです。
婚活に限らず、「ご自身の人生を見つめ直す」というきっかけに利用するくらいの勢いでご利用いただいて良いと思っています。
運営会社だからこそわかる「成婚できるコツ」「成功者の共通点」を教えてください。
成功している人の共通点は、コンシェルジュへの相談をフルで活用いただいているという点です。
「素直な人のほうが成功している」とコンシェルジュもよく言っています。
つまり、アドバイスを素直に聞き入れてくれる方のほうがうまくいっているのです。
私たちは、「マッチングアプリや婚活パーティーはダメ」ということはまったく思っていません。
むしろ、そういった出会い方が向いている人は、そちらを利用した方が良いというスタンスです。
つまり、自分から積極的に出会いの場へ赴いて出会いを作れる方は、マッチングアプリや婚活パーティーを利用しても良いと思っています。
逆に、「自分1人では結婚できる気がしない」「恋愛経験が少なくて自信がない」「話を聞いてほしい、サポートしてもらいたい」という方には、当社のほうが合っていると思います。
当社の場合、マッチングアプリや婚活パーティーと比べると金額的に高いと感じる方が多いかもしれません。
しかし、人によっては当社をご利用いただいたほうが結果的に安く済むということがあります。
つまり、ご自身から積極的に出会いに動ける方の場合は、マッチングアプリや婚活パーティーの方が安上がりにできる可能性がありますが、サポートを必要とする方は当社をご利用頂いた方が短期間で成果を出すことができる可能性が高く、結果として費用を抑えることにつながるということです。
男性の会員さまからは、よくそういったお声をいただいています。
もちろん、女性の方にも当てはまることです。
あとは、期限を決めて結果を出したい方には当社はおすすめですね。
良い意味でサボれない環境にありますからね!
パートナーエージェントの今後
この数年の間に、「婚活パーティー」や「マッチングアプリ」が登場し、婚活の方法の多様化が進んでおり、特にマッチングアプリなどのオンラインの婚活はますます市場が大きくなっています。
では、婚活の種類としては比較的古くからある「結婚相談所」のパートナーエージェントは、今後この婚活市場はどのようになっていくと考えているのでしょうか?
パートナーエージェント自体のビジョンも交えながらお伺いしました。
今後パートナーエージェントをどのようにしていきたいとお考えですか?
まだ目標に届いていないため、今後さらに「成婚率」を高めていきたいです。
昨今、マッチングアプリを始めとしたネット婚活がますます広まってきています。
そういったサービスは、必ずしも遊び系ではなく本気のお相手を探す婚活系サービスもありますが、成婚率はさほど高くないと感じています。
確かに、「マッチング数」や「出会いの数」はマッチングアプリの方が多いでしょう。
なので、ご自身で婚活をうまく進められるという自信のある方は、オンラインの婚活を利用いただいた方が良いかもしれません。
一方で、「成婚率」は当社の方が圧倒的に高いという自負があります。
現状、私たちは成婚率No.1の「結婚相談所」とうたっていますが、「結婚相談所」の枠内にとど待っていてはいけないと思っています。
つまり、成婚率No.1の「婚活サービス」、確実性が最も高いサービスを目指していきたいです。
オンライン婚活により婚活業界は変わっていくと思いますか?
そうですね、マッチングアプリやネット婚活が活況になっていますよね。
ただ、オンラインの場合、ご自身の情報を偽ることが非常に簡単ですし、性質上どうしても見た目の良い人が上手くいく仕組みだと思います。
そのため、最終的に「出会えない」「思い通りにいかない」という人が増えくるはずです。
そういったタイミングで、「金額は高くても、サービスの質がいいところ、確実性が高いところがいい」という人の受け皿になりたいなと思っています。
近年の日本は結婚する人自体が減っているため、「結婚って良いよね」という概念自体を提唱していかないと、結婚する人の数が頭打ちになってしまいます。
結婚相談所のマーケットサイズは、しばらくの間変わっていません。
その枠の中で戦っていくのではなく、マッチングアプリも結婚相談所も協力しながらさまざまな結婚の形を提案できるようにしていき、マーケットサイズを大きくしていくことが重要だと考えています。
読者に伝えたいことやメッセージをお願いします!
結婚相手を真剣に探していたり理想の結婚をしたいと思っていたりする場合、マッチングアプリを中心として、ユーザーさんは「理想の相手探し」に意識が向いてしまっていると思います。
どの方法が一番便利で、ラクで、安くて、コスパが良くて……ということですね。
ところが、理想の結婚をするためには、「理想の相手探し」だけではなくて、「自分がその理想に見合うという人になる」ことが必要で、そうならなければ絶対にうまくいかないというのが私たちの考え方です。
ですから、「相手探し」×「自分磨き」という掛け算が必要になります。
他のサービスの場合は、どうしても「相手探し」だけになりがちです。
しかし、私たちは「コンシェルジュのサポート」によって会話やファッション、お店選びなど、さまざまな角度から会員さまをサポートさせていただくことができます。
そのサポートを通して、「自分磨き」をしていただくことができることが他の婚活サービスとは異なります。
実際に、退会された会員さまが仰っているように「人生を見つめ直すきっかけ」になるくらいです。
なので、理想の結婚を実現したい方は、ぜひ当社サービスを聞いてみていただいたり、実際にお試しいただいたりしてみてください!
まとめ
結婚相談所「パートナーエージェント」のインタビューの内容をお伝えしました。
ここまで読んできていただいて、いかに「成婚率」を高めようとしているかがおわかりいただけたことでしょう。
ホンカツ編集部としては、「コンシェルジュによるサポート」のお話がとても印象的でした。
「婚活」に限らず「人生を見つめなおすきっかけ」となるような支援を受けることができることは、大変有意義であり貴重でしょう。
最後のメッセージでいただいたように、「理想の結婚」を実現するためには、「お相手に求めるだけ」ではなく、「自分が変わる」ことが重要だと思います。
「婚活」と「その他」と切り分けられるものではなく、「婚活」も人生における一つの活動です。
そのため、コンシェルジュの方たちが教えてくれているものは、「ご自身の人生をどう有意義に過ごすが」という本質的なアドバイスなのではないかと感じました。
近年、「オンライン」の婚活ブームが巻き起こっています。
しかし、オフラインの結婚相談所である「パートナーエージェント」は、婚活をきっかけとしてご自身の人生を見つめ直したい方、サポート得ながらスムーズに婚活を終えたいと思っている方には、ぜひ利用してもらいたいサービスです。
ホンカツに
いいね!しよう
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