目次
思いやりとは
人から信頼されたいのであれば、思いやりを持つべきです。
しかし、頭ではわかっていても、そもそも「思いやり」とはなんなのか説明できない方も多いでしょう!
そこで、まずは思いやりの意味を再確認していきましょう。
意味
思いやりは、実用日本語表現辞典では「他人のために気遣ったり同情したりする気持ち」と紹介されています。
そもそも「思いやり」とは、「思い」と「遣る(送る)」という二つの単語から成り立っています。
これら二つの単語を組み合わせて、「思いを送る」ということばを動詞にしたのが「思いやり」なのです。
文字通り、思う気持ちを相手に送る、届けるという意味なんですね。
類語
思いやりの類語として挙げられるのが「気遣い」「気配り」などです。
気遣いも気配りも「相手に自分の思いを届ける」という点で意味が似ていますよね。
思いやりについて深く考えたい場合、一緒に気遣いや気配りについても考えるべきでしょう。
思いやりがない人の特徴:性格
「思いやりとは何か」は、具体的に「思いやりがない人」「思いやりがある人」の特徴を参考にするとわかりやすいです。
まずは思いやりがない人の特徴を、性格の面からお伝えしていきましょう!
性格の特徴①:自己中心的
自己中心的な性格の人は、思いやりに欠けています。
自己中心的とは、「自分さえ良ければ良い」と考えている性格のことです。
「自分さえ良ければ良い」と考えているので、相手の気持ちを考えたり心配したりすることはありません。
性格の特徴②:他人に関心を示さない
他人に関心を示さない人も、思いやりに欠けている場合が多いです。
人とあまり関わろうとせず、常に一人でいるタイプの方です。
こういった方は、本当は優しい性格の持ち主でも「思いやりがない」と思われやすいので注意です!
性格の特徴③:放任主義
思いやりがない人は、放任主義の傾向が強いです。
相手の気持ちを考えないからこそ、「自分の手から離れたら関係ない」と思っているのです。
「思いを送りたい」と考えてるなら、たとえ自分と直接関係がなくなっても心配したり気にしたりするものです。
性格の特徴④:怒りっぽい
怒りっぽい人も、思いやりに欠けている場合が多いです。
相手の気持ちを考えないからこそ「思いを届ける」ことができず、怒りをあらわにしてしまうのです。
自覚症状がある方は、怒る前に一拍置いて相手の気持ちを考えてみましょう!
思いやりがない人の特徴:行動
思いやりがない人の特徴は、行動にも現れます。
このような行動を取ってしまっている場合、周りから「思いやりがない人だ」と思われている可能性がありますよ!
行動の特徴①:自己責任を押し付ける
自己責任を押しつけることは、思いやりに欠ける行為です。
行動に責任が伴うことは当たり前ですが、相手の選択肢を奪ってまで「自己責任」を押し付けてはいけません。
思い悩んでいる人がいるなら、一緒に考えてあげるのが「思いやり」です。
行動の特徴②:誰かが困っていても助けない
思いやりがない人は自己中心的で放任主義が多いため、誰かが困っていても助けません。
「自分が助かればそれで良い」と考えているのです。
たとえば、足腰の弱い高齢者に満員電車で席を譲らないのは「思いやりがない行為」と思われることが多いでしょう。
行動の特徴③:見て見ぬ振りをする
見て見ぬ振りも思いやりがない行為です。
たとえば、「誰かが悪いことをしている」と気付いた場合、注意したり指摘したりすることが大事です。
それをしないのは「自分さえ良ければそれでいい」と考えているからです。
行動の特徴④:感謝や謝罪のことばを伝えない
思いやりがない人は、自分の気持を相手に送ることがありません。
そのため、「ありがとう」「すみません」を伝えないのです。
「感謝したり謝罪したりして、自分に良いことがあるの?」と考えているのです。
行動の特徴⑤:デリカシーがない発言をする
思いやりがない人は、「相手に自分の気持ちを送る」という能力が欠如しています。
そのため、「最近太ったよね」「一緒結婚できないんじゃない?」といったデリカシーがない発言をします。
相手が自分のことばをどう受け止めるか考えないのです。
思いやりがない人の特徴:態度
思いやりのなさは、態度に出ることもあります。
こういった態度は人から「思いやりがない」と思われてしまいます。
態度の特徴①:偉くもないのに偉そうにする
偉そうに振り舞うことは、思いやりに欠けている証拠です。
本当に偉いのなら、人から尊敬されることもあるでしょう。
しかし、偉そうにできる権利がない場合、逆に信頼を残ってしまいます。
態度の特徴②:マウントを取る
マウントを取ることも、思いやりに欠けている行動です。
「マウントを取る」とは、「自分が優位であると主張して、威圧的な態度を取る」という意味です。
相手に対する心配や気遣いよりも、「こてんぱんにやっつけてやろう」という気持ちが強いのです。
態度の特徴③:空気を読まない言動をする
空気を読まない人の言動には、思いやりが欠けています。
たとえば、静かにしなければいけない場所で大声を出したり笑ったりすることは、人の気持ちを考えていない証拠です。
思いやりがある人は「どのような気持ちを相手に送ればいいか」をわきまえているため、空気の読み方が上手です。
思いやりがある人の特徴:性格
ここからは「思いやりがある人」の特徴を紹介しましょう。
思いやりがある人によく見られる特徴は、次の4つです!
性格の特徴①:誰に対しても基本的にやさしい
一部の人だけでなく、誰に対しても優しいことが思いやりがある人の特徴です。
気遣いや配慮に長けているため、えこひいきしたり差別したりしないのです。
そういった性格だからこそ、逆にたくさんの人から優しくされます。
性格の特徴②:分別がある
思いやりがある人は、分別もきちんとついています。
分別とは「常識的な判断や考慮」のことです。
常に「自分の思いを送る」ということを考えているため、常識的な判断や考慮がどういったものかわきまえられているのです。
性格の特徴③:変化に気づく
思いやりがある人は、変化に気づきやすいです。
変化に気づき、的確なアドバイスやサポートをしてあげるのです。
常に人の気持ちを考えているからこそできるんですね。
性格の特徴④:相手の立場に立って考える
相手の立場に立って考えることも、思いやりがある人の特徴です。
たとえば、話し合いになったとしても、決して一方的な意見を尊重することはありません。
そのため、思いやりがない人に比べて周りを納得させやすいのです。
思いやりがある人の特徴:行動
思いやりがない人と思いやりがある人の行動には明らかな違いがあります。
先ほど解説した「思いやりがない人の行動」と照らし合わせてみてください!
行動の特徴①:率先している
思いやりがある人はリーダーシップを取って行動することが多いです。
「配慮する力」に長けているため、チームのまとめ役として抜擢されやすいのです。
さらに、率先してリーダーシップを取るからといって、けっして放任したり独りよがりになったりしません。
行動の特徴②:困っている人を助ける
困っている人を助けることも、思いやりがある行動の一つです。
困っている人や助けを求めている人がどういった気持ちなのか共感できるのです。
それは、相手に「思いを送る」力があるからこそできることです♪
行動の特徴③:誰かと一緒になって行動する
思いやりがある人は、ソロプレーよりチームプレーを求めます。
自らそれを望まなくても、思いやりに溢れた行動をすることで周りに人が集まってくるのです。
誰かと一緒に行動するため、仕事や計画もうまくいきやすいです。
行動の特徴④:感謝や気遣いを忘れない
思いやりがある人は「ありがとう」や「すみません」といったことをきちんとことばにします。
「ありがとう」や「すみません」とことばにすることで、相手との関係が円滑になるとわかっているのです。
思いやりがある人になりたいなら、自分の思いを正直に伝えるべきでしょう!
思いやりがある人の特徴:態度
態度も思いやりがある人・ない人で大きく異なります。
自分や自分の周りにいる人を思い浮かべながら考えてみることで、より具体的に「思いやり」が理解できるはずです。
態度の特徴①:常に謙虚
思いやりがある人は、常に謙虚です。
人の気持ちを考えて行動するため、決して偉そうな態度にならないのです。
たとえ「偉そうにできる権利」を持っていたとしても、そんな素振りを見せることはありません。
態度の特徴②:ポジティブでニコニコしている
ポジティブでニコニコした態度も、思いやりがある人の特徴です。
明るく振る舞うことで、相手やその場が楽しい雰囲気になることを知っているのです。
ネガティブでネチネチした態度だと、その場にいる人たちがみんな嫌な気持ちになってしまうからです。
態度の特徴③:場を和ませる
思いやりがある人は、空気を読んで場を和ませます。
険悪な雰囲気になっても、「自分がどのような思いを相手に送るべきなのか」をきちんと配慮できるのです。
思いやりがある人の周りが居心地良くなるのは、そういった配慮ができているからです。
思いやりがある人のメリット
仕事や恋愛で成功したいなら、思いやりがある人になるべきです。
なぜなら、仕事や恋愛など人間関係においてメリットが多いからです。
ここでは、思いやりがある人になるメリットを4つ紹介しましょう!
メリット①:人から信頼されやすくなる
思いやりを持つと、人から信頼されやすくなります。
人は期待に応えてくれたときに相手を信用します。
思いやりがある人は、「こういうことばをかけて欲しい」と感じる方に適切な対応ができるため、「期待に応えてくれた」と信頼されやすいのです♪
メリット②:自分も気持ちよく生活できる
思いやりを持つと、周りも気持ち良くなる上に自分も気持ちよく生きることができます。
周囲に向けた思いやりが、自分に返ってくるのです。
周りがギスギスしているよりも、みんなが思いやりを持ち幸せそうにしている環境の方が過ごしやすいですよね。
メリット③:問題を解決しやすくなる
思いやりを持って接していると、周囲に人が集まってきます。
周囲に人が集まってくれば、「三人寄れば文殊の知恵」ということわざにもあるとおり、さまざまな意見が出やすくなります。
一人で何かを解決しようとするよりもチームプレーで取り組んだほうが効率的なのは当然ですよね♪
メリット④:異性からモテるようになる
思いやりのある人は、異性からモテます。
男女ともに「思いやりのある人を恋人にしたい」と考える方は多いからです。
実際に、マッチングアプリのPairs(ペアーズ)では「優しい&思いやりのある人が好き!」というコミュニティに8万人以上の方が参加しています。
思いやりがない人のデメリット
このように、思いやりがある人はメリットで溢れています。
反対に、思いやりがない人はデメリットだらけです!
デメリット①:誰にも信頼されなくなる
思いやりがないと、誰にも信頼されなくなります。
「自分さえ良ければ良い」という考えであるため、周りからすると「あの人のために何かをしても見返りがない」と思われてしまうのです。
そうすると信頼されなくなり、周囲からどんどん人が減っていきますよ。
デメリット②:ストレスが溜まっていく
周囲からどんどん人が減れば、孤独を感じるようになります。
アメリカのリサ・ランキン医師によると、人は孤独を感じるとストレス反応を示します。
つまり、孤独を感じれば感じるほどストレスが溜まっていくのです。
デメリット③:問題やトラブルを引き起こす
ストレスが溜まっていくと、問題やトラブルを引き起こすようになります。
問題やトラブルを引き起こしてしまえば、より信頼されなくなってしまうでしょう。
思いやりがないと、このような悪循環を引き起こしてしまうのです。
デメリット④:異性からモテない
思いやりがない人は、異性からモテません。
異性からモテないどころか、嫌われてしまいます。
「恋人が欲しい」と考えるなら、せめて思いやりを大事にしてください!
思いやりがある人になるための方法
思いやりがない人は、思いやるがある人に比べて幸せになれる確率が非常に低いです。
幸せな人生を送りたいのであれば、思いやりがある人になるべきでしょう!
そこで、ここでは思いやりがある人になるための方法を5つ紹介します。
方法①:常に観察する
何事も、常に観察してください。
観察することに酔って変化に気づけるからです。
変化に気づくと考え方の幅が広がるため、思いやりを持ちやすくなりますよ♪
方法②:相手が喜ぶことははっきり口にする
気持ちは思うだけでは相手に届きません。
「ありがとう」「すみません」と自分の気持ちをはっきり伝えてください!
自分の気持ちをはっきり伝えることで、相手は「伝わった」と安心します。
方法③:率先して人のためになるような行動をする
「自分さえ良ければ良い」という考えは持たないようにしましょう。
自分さえ良ければい良いのではなく、人のためになるような行動をしてください。
自分から率先して行動することで、周囲に良い影響を与えられますよ♪
方法④:偏った考えを持たない
偏った考えを持ってしまうと、相手の気持ちを「こうだ」と決めつけてしまいやすくなります。
まずは、相手の立場になって物事を考えてみてください!
相手の立場になることで、広い視野を持つことができますよ。
方法⑤:「こんな人になりたい」といった理想像を作る
具体的な理想像を作ることもおすすめです。
理想像を作ることで、「どのような行動をすれば良いのか」が明確にわかるからです。
身近にいる「思いやりがある人」の行動を観察してみましょう!
まとめ
思いやりがある人になることで、人生が豊かになることは間違いありません。
人から信頼され周囲に良い影響を与えるため、自分も生きやすくなるのです♪
一方で、思いやりがない人になってしまうと悪循環から抜け出せなくなります。
一度きりの人生を後悔がないものにするためにも、思いやりを持つようにしてくださいね!
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